インターネットで情報を発信する上で、SEO対策はとても重要です。そしてその効果を高めるために、strongタグを効果的に活用することが重要です。・・・というのが従来の見解だったというか、ちょっと詳しい人にとっては常識でした。
が、H1タグとtitleタグの違いの記事でもお伝えしのですが、検索エンジンの進化により、昔は効果的だったことが、今では無駄になっていることもそれなりにあります。
そのため、SEO対策におけるstrongタグの効果の現状について調べてみました。
調べ方はとても簡単。Googleの人工知能(AI)であるGemini先生に質問するだけです。なぜGeminiなのか?というと、なんとなく、検索エンジン対策のことなら、GoogleのAIならきっと良い回答をしてくれるだろう、と思ったからです。
AIの回答は絶対に正しいわけではないので注意が必要ですが、わからないことを調べるにはとても便利ですね。
では早速、strongタグについて調べたことをシェアしていきます。
目次
strongタグとは?bタグとの違い
そもそもstrongタグは、重要なテキストを太字にして強調するHTMLタグです。このタグを使用すると、テキストは視覚的に太字になり、一目でその内容が重要だと伝えられます。
そのため、基本的には重要なキーワードや、ユーザーの注目を集めたい部分などに使用します。
bタグとstrongタグは全くの別物
テキストを太字にして強調するHTMLタグにはbタグというものもあります。strongタグと同様の機能と思われがちですが、その意味合いは全く違います。
strongタグは意味的な強調をもっているのに対し、bタグは視覚的に太字にするだけという明確な違いがあります。
ですから、視覚的に強調したいだけならbタグを使い、意味的に重要であるキーワードにはstrongタグを使うというのが、それぞれのタグの使い方になります。
ちなみに、タグの使い方はこのように使います。
<p>これは<strong>重要な</strong>情報です。</p>
<p>これは<b>太字の</b>テキストです。</p>
SEO対策におけるstrongタグの重要性
strongタグは意味的な強調を意味するとお伝えしましたが、それはSEO対策においてとても重要です。
なぜなら、SEOの観点から見ると主題に関連する重要なキーワードを強調することで、検索エンジンはそのコンテンツの重要な部分であると認識するため、ページの評価があがる、といわれているからです。
つまり、検索順位を向上させるのに効果がある重要なタグなのです。
SEO効果を高めるstrongタグの使い方
重要なキーワードにstrongタグを使用する
記事の内容を最もよく表す主要キーワードにstrongタグを使用することで、その部分が強調され、SEO効果が高まります。
特に、主題に関連する重要なキーワードを強調することで、検索エンジンに、「このページは○○についての内容です」ということを伝えることができます。
ユーザーの注目を集めたい部分にstrongタグを使用する
ストロングタグを使うことで、そのキーワードが太字になるので、読者が重要なポイントにすぐに気付くことができます。
これにより、コンテンツの読みやすさが向上し、読者の関与度も高まります。読者に重要なポイントや強調したい部分にstrongタグを使用しましょう。
自然な文章の流れを意識する
strongタグを多用しすぎると、文章が読みづらくなってしまう可能性があります。
自然な文章の流れの中で、適切な頻度でstrongタグを使用しましょう。
以上が、strongタグについての基礎知識です。
基礎知識を確認した上で、それらの機能や効果が、2024年現在でも効果的なのか?を、Google AI のGemini先生に質問して確認しましたので、シェアします。
strongタグについてGoogle AIの見解(Q&A)
Q:私の質問の要約
A:Gemini (Google AI)の回答の要約
(解説):質問と回答に対する私の認識による補足説明です。
Q:strongタグは廃止になった!?

strongタグが廃止になったと聞きましたが本当ですか?
A.その噂は誤りです。
他ブログの記事の章のタイトルでよく目にする、「strongタグ廃止」についてその真偽を質問してみました。
結論からいうと、それは誤りです。その噂の元は、HTML4で一部の要素が非推奨(廃止)となったことで、strongタグも廃止になったという誤報が広まったことと、HTML4とHTML5で、strongタグの意味合いが少し変わった際に、”廃止”というキーワードを使うことで興味を引きやすくなるから、章のタイトルなどでよく使われていると考えられます。
ちなみに、HTML4とHTML5でstrongタグの何が変わったのか?というと、次の通りです。
・HTML4:より強い強調を示すタグ
・HTML5:内容の強い重要性を示すタグ
・・・うん、違いがよくわからないですね。
Q:strongタグはSEOに効果があるか?

記事中にstrongタグを入れることはSEO対策として効果があると言えますか?
A.適切に使用すれば一定の効果が期待できます。
検索エンジンは、strongタグで囲まれた文字を「重要なキーワード」と認識する可能性があります。しかし、strongタグを使ったからといって、必ずしも検索順位が上がるわけではありません。
しかし、strongタグを使うことで、記事が読みやすくなり、ユーザーの滞在時間が長くなります。滞在時間が長くなると、検索エンジンから「このページはユーザーにとって有益である」と判断され、検索順位が上がる可能性があります。
”適切な使用”がポイントなのですが、それは、本当に重要な部分だけに使用することと、乱用はしない、という2点に気をつければOKです。
ちなみに、strongタグは重要なキーワードを強調する有効な手段ですが、それが、必ず重要なキーワードとして認識されるわけではないそうです。その理由は、strongタグ以外にも、さまざまな要素を参考に重要なキーワードを判断しているからです。
Q:strongタグは使った方がSEO効果がある?

strongタグは少ないよりはある程度使った方がSEOに効果がありますか?
A.一概にそうとは言えません。

SEO対策ツールでは、上位サイトと比較してstrongタグが少ない場合は、適切な量を増やすことを推奨しています。ですから、それが本当なのか?を質問してみました。
しかし、その回答は曖昧で、strongタグを使用する質と量のバランスによってstrongタグの効果が決まるそうです。
・質:適切な場所に必要回数だけ使う
・量:必要最低限にとどめる
Geminiによると、strongタグは本当に重要な部分にだけ使用することが重要であり、乱用は逆効果。しかし、コンテンツの量や重要度によってstrongタグの数は調整しても良い。目安はコンテンツ全体の1~3%程度、と回答しています。
ちなみに、少し前に確認したときには、Geminiさんは「少ないよりは多い方が良い。ただし使いすぎはNG」という回答していました。質問するタイミングによって、回答が異なるが、AI使用時のの難点ですね。
Q:strongタグの出現率3%は総文字数・総単語数のどちらに対するもの?

strongタグは3%程度にするのが目安といいますが、それは総文字数に対するものですか?それとも総単語数に対するものですか?
A.文脈によって解釈が異なるため判断できません。

・文章全体の読みやすさを向上させるための目安として示している
・SEO対策に関する記事の場合、検索エンジンに重要なキーワードを伝える&ユーザーに重要な情報を強調する、という2点が使用のポイントです。総単語数に対する3%が目安。
・文章の書き方 に関する記事であれば、重要な情報を強調する&文章にメリハリをつける、という2点がポイントです。総文字数に対する3%が目安。
Q:Hタグにstrongタグ付けは効果ある?

H1タグやH2タグ内のキーワードにstrongタグを使用することは効果がありますか?
A.状況によっては効果があります。

Q:同じキーワードに何度もstrongタグを付けたら効果ある?

同じキーワードに対して繰り返しstrongタグを設定することに、効果はありますか?
A.一概にあるともないとも言えません。

Q:キーワードと文章、どっちにタグ付けすべき?

strongタグは”重要なキーワード”と”重要な一文”ではどちらに設置すべきですか?
A.strongタグはキーワードに対して設定するのが基本です。

以上、strongタグについて私が気になったことを、Google AIに質問したことをシェアしました。
まとめ
Strongタグは、SEO対策において重要な役割を果たすのは、現在も変わらないようです。
ただし、闇雲にタグ付けすれば良いというものではなく、重要なキーワードに設定するものであることを忘れないようにしましょう!

太字にするだけとはいえ、地味に手間がかかるので、一旦記事を公開した後の修正として設定する感じでもいいと思います。